仕手株 証券取引等監視委員会
証券取引等監視委員会とは1991年に発生した証券不祥事が原因で1992年に
当時の大蔵省に設置された国家行政組織法8条に基づく委員会を指します。
証券会社などに対する検査や日常の市場監視などが主な業務で公平・公正かつ
透明で健全な証券市場を構築することを目的としています。
2008年現在では金融庁の外局となっています。
また同委員会は、個人投資家の保護という観点でも大きく影響しています。
不正な取引などの疑いがあれば証券会社や銀行などに立ち入り検査・調査を行い、
不正が裏付けられたり疑いが強まれば捜査当局に告発します。
同委員会の調査は厳しいので時には、投資機関・仕手筋などからは煙たがられる
存在であるが、同委員会の発足によりそれ以前よりも証券市場が透明化されたことは
間違いないでしょう。